鍼灸治療
はり・きゅう治療
鍼や灸を使って、ツボに刺激を加える治療法です。
鍼灸は、自立神経系に作用して血行を改善し、ホルモン分泌を正常に整える効果があり、自然治癒力を高めます。
痛みから体質改善まで、さまざまな症状に用いられています。
つぼとは??
東洋医学の考えで、全身を”気”(エネルギー)と”血”(体液)が循環してカラダのバランスが保たれているとされています。
気血の通り道は経路と呼ばれ、経路が交わる交差点が経穴、これがよく言う「つぼ」と呼ばれています。
この経路が何らかの作用で滞って、なんらかの不調を起こします。
これを改善するために、ツボに鍼や灸を施して気血の流れをスムーズにしていきます。
ツボの位置が世界で標準化
鍼灸は2000 年以上の長い歴史があるだけに、ツボについて国によって名称や位置に違いが生じていました。
世界的に鍼灸への関心が高まるなか、WHO(世界保健機関)がこの問題に関与し、1989年に名称が統一され、2006 年の国際会議で361 穴の位置が決まり、統一されました。
これまでの各国のツボの位置が間違っていたということではなく、鍼灸が統合医療の大きな柱として注目される現在、世界的規模で鍼灸のメカニズム研究や臨床研究を推進するための座標を整えたということになります。
2008 年5 月には「WHO 標準経穴部位公式版」(英語版)が発刊され、2009年に日本語公式版が発刊されました。
当院の治療の特徴
当院では鍼灸の身体全体を診る医学と柔整の西洋医学的考えの組み合わせ
東洋医学は、身体をひとつの小宇宙としてとらえ、そのバランスが崩れたときに「病」が発症すると考える医学です。
鍼灸はその東洋医学の治療法の一つで、身体の変化を手で触れながら観察して状態を把握し、鍼や灸を施すことで身体のバランスを整えて機能回復をはかる治療法です。
柔整の西洋医学的考えの筋肉・骨・神経のカラダの骨格から痛みの根本を治療する考え方を組み合わせ、いいとこどりで治療していきます。
プロスポーツ選手やスポーツ愛好家など、痛みが強い場合や深部に痛みがある時などは早期回復を促し治療しています!
鍼灸治療にて効果がよく出る症状
慢性疾患(肩こり・頭痛)
腰痛・ギックリ腰
スポーツによる痛み
自立神経失調症
花粉症
夜尿症
突発性難聴
不眠症
気管支炎・喘息
更年期障害
など
鍼(はり)
鍼治療では、通常、直径0.12~0.18mm程度の極めて細いステンレス製の鍼を使います。
はりの太さは管鍼法といって円形の金属あるいは合成樹脂製の筒を用いる方法で殆ど痛みはありません。
子供向けの小児鍼は、鍼を皮膚に接触させたり押圧させたりして治療します。
当院では、完全使い捨ての日本製の鍼を使っています。
感染症などの危険性もなく、安心・安全・清潔です。
灸(きゅう)
灸に使うもぐさは、ヨモギの葉を乾燥させて葉の裏側の部分だけを集めたものです。
灸の方法には、もぐさを直接皮膚の上に乗せて着火させる直接灸と、皮膚との間をあけて行う間接灸などがあります。
当院では、昔ながらの直接灸ではなく、筒に入った温灸の間接灸を主に使っています。
心地よく感じる温かさで、血行をよくするため、冷え性の方にもおすすめです。
パルス
鍼を刺して、微弱な電流を流します。筋肉の深部を刺激することができ、蓄積した疲労物質に効果的な治療法です。
鍼をさし、微弱な電流を流します。
筋肉の深部を刺激することができ、蓄積した疲労物質に効果的な治療法です。
はり師・きゅう師は国家資格
鍼灸の治療を行うには、「はり師」「きゆう師」という国家資格(厚生労働大臣免許)が必要です。
保険治療、自費治療の違い
保険
保険適用により、自己負担は1割から3割程度と、金銭的なご負担が少なく済みます。
なお、対応できる疾患は、神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症と決められており、施術は原則として一部位のみとなります。
また、治療内容も、施術の時間10分程度、範囲が局所のみという決まりがあります。
自費
自費診療となるため、1回あたりの費用は保険診療と比べて高くなります。
しかし、特定の疾患名がついていないさまざまな身体の不調にも対応可能です。
また、不調に関連するすべての部位に対して施術を行うことができます。
利用料金(保険適用)
施術料金 | ||
---|---|---|
初検料 | 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合 | 1,950円 |
2術(はり、きゅう併用)の場合 | 2,230円 | |
施術料 | 1術(はり又はきゅうのいずれか一方)の場合 | 1,610円 |
2術(はり、きゅう併用)の場合 | 1,770円 | |
電療料 | 電気針、電気温灸器または電気光線器具を使用した場合 | 1回につき 100円 加算(改定前:34円加算) |
令和6年の金額です。2年に一回料金改定があるので、価格は前後します。
参考:全国柔整鍼灸協同組合HP (URL:https://www.zenjukyo.gr.jp/news/aqm_ryoukin_kaitei_2024-6/)
利用料金(自費診療)
施術料金 | 1回あたり | 期限 | ||
---|---|---|---|---|
部分治療 一回3,000円 | 5回 | 13,500円 | 2,700円 (-300円) | 3ヶ月 |
10回 | 20,000円 | 2,000円 (-1,000円) | 6ヶ月 | |
15回 | 25,500円 | 1,700円 (-1,300円) | 6ヶ月 | |
全身治療 一回5,000円 | 10回 | 45,000円 | 4,500円 (-500円) | 6ヶ月 |
15回 | 60,000円 | 4,000円 (-1,000円) | 6ヶ月 | |
20回 | 70,000円 | 3,500円 (-1,500円) | 1年 | |
美容鍼灸 1回10,000円 | 5回 | 45,000円 | 9,000円 (-1,000円) | 6ヶ月 |
10回 | 85,000円 | ¥8,500 (1,500円) | 1年 | |
10回 | 120,000円 | 8,000円 (2,000円) | 1年6ヶ月 |
健康保険適用の鍼灸治療について
条件その1
鍼灸施術について理解は深まってきてはいますが、現在保険請求が認められているのは、慢性的な疼痛に対する治療にのみ限定され、受診できるのは以下の6疾患とされています。・神経痛(どこの部位でも構いません)
- リウマチ
- 頸腕症候群(首から肩への痛み、ひどい肩こりなど)
- 五十肩(肩関節の痛み)
- 慢性的な腰部の痛みやコリ
- 頸椎捻挫後遺症(ムチウチなど)
上記の6疾患については健康保険で鍼治療が受けられます。
条件その2
医師の同意書をもらってください。
かかりつけ医に同意書を書いていただける場合は、下記から同意書をダウンロードして下さい。
医師の診断を受けてください。
上記の疾患・症状の治療中であり、医師が鍼灸に同意することを証明する「同意書」を発行してもらってください。
「同意書」取得後、3ヶ月間程度施術を受けることが可能です。
条件その3
医師の「同意書」を当院に持ってこられて下さい。
取得した「同意書」を鍼灸・マッサージ治療院に提出すると、健康保険で受診できます。
患者様の声
頭痛とめまいが定期的に起こってしまい悩んでいたのですが鍼治療をしてから症状が出なくなり痛みの恐怖におびえる日常が無くなりました。
30代男性
会社員
定期的に疼痛とめまいに悩まされていて特に雨の日や季節の変わり目になると症状が出るので痛みに怯える日常を過ごしていましたが2ケ月週1回の鍼+お灸治療で症状は無くなり現在では月に1回メンテナンス通っています。

鍼灸の基礎知識
世界中で都市化が進み、ストレス、アレルギー、慢性疲労など、先進国特有のトラブルや生活習慣病が蔓延しています。薬物投与や外科治療で対処してきた西洋医学では治せない、病気ではないけれど「何となく不調」。
そんな症状を訴える人々が、子どもから高齢者まで、幅広い層で増加しています。
慢性疲労社会のなかで、古くからの医療が見直され始めていますが、なかでも東洋医学の中核を成す治療法「鍼灸(しんきゅう)」は世界中で注目され、「鍼灸」のメカニズム研究も各国で進められています。
おばあちゃんおじいちゃんの世界と思われていた「鍼灸」は今、新たなステージを迎えつつあります。
鍼灸の多様な効果
現在、鍼灸治療を受ける患者さんの多くは、腰痛や肩こり、ひざの痛みを持った方なので、鍼灸は、こうした運動器の症状だけにしか効かないと考える方も多いですが、鍼灸の効果は痛みだけでなく、身体のさまざまな疾患に効果があります。
鍼灸の効果について近年の研究では、鍼灸で身体の一部を刺激すると、中枢神経の中にモルヒネのような役割をもったホルモン(内因性オピオイド)が放出されることが解りました。
このホルモンが、痛みを脳に伝える神経経路をブロックします。
また、鍼灸刺激は神経を刺激して血行を促進し、痛みや疲労の原因となる物質を老廃物として排出する作用も持っています。
鍼灸刺激は自律神経に効果的に作用し、胃腸や心臓・血管などに作用しその働きを調節します。
最近では、ヒトの持つ免疫力を賦活させる働きについても様々な研究がなされ、まだ解明されていない鍼灸の効果も期待されています。
1997 年には、NIH( アメリカ国立衛生研究所) から、鍼灸療法の病気に対する効果とその科学的根拠を認める見解が発表され、WHO( 世界保健機関) でも、様々な症状や疾患について、鍼灸療法の効果や有効性を認めています。
鍼灸の効果や有効性が認められている症状や疾患
NIH(米国 国立衛生研究所)による、鍼灸療法で有効性がある病気には、次のものがあげられています。
神経系疾患
- 神経痛
- 神経麻痺
- 痙攣
- 脳卒中後遺症
- 自律神経失調症
- 頭痛
- めまい
- 不眠
- 神経症
- ノイローゼ
- ヒステリー
運動器系疾患
- 関節炎
- リウマチ
- 頚肩腕症候群
- 頚椎捻挫後遺症
- 五十肩
- 腱鞘炎
- 腰痛
- 外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
- 心臓神経症
- 心臓神経症
- 動脈硬化症
- 高血圧低血圧症
- 動悸
- 息切れ
呼吸器系疾患
- 気管支炎
- 喘息
- 風邪および予防
消化器系疾患
- 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)
- 胆嚢炎
- 肝機能障害
- 肝炎
- 胃十二指腸潰瘍
- 痔疾
代謝内分秘系疾患
- バセドウ氏病
- 糖尿病
- 痛風
- 脚気
- 貧血
生殖、泌尿器系疾患
- 膀胱炎
- 尿道炎
- 性機能障害
- 尿閉
- 腎炎
- 前立腺肥大
- 陰萎
婦人科系疾患
- 更年期障害
- 乳腺炎
- 白帯下
- 生理痛
- 月経不順
- 冷え性
- 血の道
- 不妊
耳鼻咽喉科系疾患
- 中耳炎
- 耳鳴
- 難聴
- メニエル氏病
- 鼻出血
- 鼻炎
- ちくのう
- 咽喉頭炎
- へんとう炎
眼科系疾患
- 眼精疲労
- 仮性近視
- 結膜炎
- 疲れ目
- かすみ目
- ものもらい
小児科疾患
- 小児神経症
(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠) - 小児喘息
- アレルギー性湿疹
- 耳下腺炎
- 夜尿症
- 虚弱体質の改善
上記疾患のうち「神経痛・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腰痛」の慢性症状についおて、鍼灸の健康保険の適用が認められています。
(鍼灸netより)